入校できない合宿免許地

自動車免許を取得しようと考えた時に、自宅から通学で免許を取得するか、それとも時間的に余裕があるから短期間で免許が取得できる合宿免許を受講するかと悩んだときに、
免許取得に係る費用が合宿免許の方が割安に設定されているのを見ると、時間的に余裕がある人は割安である合宿免許を受講しようと考える方がお得に免許を取得する事ができるので、そちらの方が人気になっています。

しかしここでひとつ気を付けなればならない事があります。
それは合宿免許のシステムを設けている教習所には大抵の場合「合宿入校不可地域」というものが設定されています。
その教習所のある県あるいは近隣の市町村、または例え県をまたがっていても教習所が運営をしているスクールバスの送迎範囲内だったりした場合に、その「合宿入校不可地域」に指定をされています。

これは合宿免許というシステムのコンセプトのなかに「通学できない地域から来校を希望する方々に宿泊を伴う合宿という形を利用して短期間で免許取得を目指してもらう」という事がある為です。

つまり自宅から通学可能な地域に住んでいる人は、合宿ではなく通学により免許取得のための講習を受講して下さいという事です。

これは免許を取得しようとしている者にしてみれば、通学可能な地域に住んでいようとも、合宿免許というシステムを受講する事で、他の人と同じカリキュラムを受ける訳だから、
なんら変わりはないのではないかと多少不満に感じる事もあるかもしれませんが、合宿免許のシステムを設けている教習所の立場から見てみると、例え最短14日間という短期間で免許を取得する事が
可能となる合宿免許でも、同時期にそれだけのまとまった日数を空ける事ができる人というのは限られてくるものです。
そんな人たちをすべて地元地域で合宿免許システムで受け入れていたら、同地域にある教習所では生徒の確保競争というものがでてきてしまいます。

ただでさえ、少子化、そして自動車離れという事で、全盛期に比べて自動車免許を取得しようとする絶対数というものが減ってきている時代です。
合宿免許というシステムのこうした時代背景を元に生まれた新しいシステムですので、同地域で生徒の確保競争といっものが生まれないように、各教習所がお互いにコンセプトという名のもとで、
通学可能地域の人達を「合宿入校不可地域」としているともいえます。